はじめに
日本の名門和食料亭で修業した板前が大将を務める居酒屋が異世界にオープンしたら?
「異世界居酒屋のぶ」は、ヴァージニア二等兵による人気のグルメファンタジーシリーズで、異世界とつながった居酒屋「のぶ」を舞台にした物語です。
料理という普遍的なテーマを通じて、異世界と現実世界の架け橋を作り、グルメファンタジーというジャンルを確立した作品でもあります。
「異世界居酒屋のぶ」の概要
中世ヨーロッパ、もしくはナーロッパの城塞都市に突如として開店した異国の料理屋。
それが、ノブ・タイショーが料理を作る、居酒屋のぶです。
タイショーの作る様々な種類の日本食は、異世界の人々を魅了していきます。
異世界居酒屋「のぶ」を訪れる異世界の人々は、様々な悩みを抱えています。
しかし美味しい現代日本の料理を食べることで、新しい発見、改心、和解がもたらされるのです。
シリーズ全体を通して、問題を解決したキャラクターたちの成長や、異世界の日常と日本料理の魅力に引き込まれる構成になっています。
「異世界居酒屋のぶ」の感想
本作は、異世界作品の中でも、安心して楽しめる作品です。
キャラクターが生き生きとしていること、心温まるストーリー、読みやすさ、そして何よりも料理が美味しそうに描かれていて、おなかが空いてきます。
登場人物たちにふりかかる問題も、日本料理がなんでも解決してしまいます。
いい意味での予定調和を楽しめるコミックだと思います。
気になる点としたら、異世界の人々が日本料理を手放しで褒めちぎることでしょうか。
西洋風の外見のキャラクターたちが、醤油やだしの味にすぐ慣れるのは違和感があります。
まあ異世界のヨーロッパ風の舞台なので、それもありなのでしょう。
まとめ
「異世界居酒屋のぶ」は、美味しい日本料理無双ともいうべきグルメ漫画で、展開も早く楽しめる作品です。
登場する様々な現代日本の料理は、どれもおいしそうに描かれていて、食後に読むことをおすすめします。
未読の方は、一度、手に取ってみてはいかがでしょうか。