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書評:日本人が勘違いしているカタカナ英語120

はじめに

日本での生活において、カタカナで表現される日本語英語は身近な存在です。

しかし、中には誤解を招いたり、ネイティブスピーカーが理解できないカタカナ英語も存在します。

本書「日本人が勘違いしているカタカナ英語120」は、英語学習者にとって長年の課題であった和製英語の問題を解きほぐし、正しい英語表現を身につけるためのヒントを豊富に提供しています。

カタカナ英語って何ですか?

そもそも本書で言うカタカナ英語とは、どんな言葉を指すのでしょうか。

日本の日常会話で使われている英語や英単語のことであり、しかし英会話でネイティブスピーカーに使うと理解してもらえない意味が伝わらないものを指します。

日本語英語とか、和製英語と呼ばれる表現ですね。

普段の生活で使っている英語っぽい言葉なので、ついアメリカ人との会話にも使ってしまいがちですが、理解してもらえなくて恥ずかしい思いをした人も多いでしょう。

カタカナ英語の例

「日本人が勘違いしているカタカナ英語120」には、120個のカタカナ英語の事例が載せられていて、それぞれに詳しい解説がついています。

3つほど、英語で言っても通じないのかと驚いた例を紹介します。

ポイントカードやスタンプカード:reward card or loyalty card

何回も来店してくれるお客さんのご愛顧(loyatly)にお礼(reward)するからですね。

ペットボトル:plastic bottle

日本語のPETはペットボトルの素材であるポリエチレンに由来していますが、プラスチック製のボトルなので、この表現になります。

インスタ映え:Insta worthy / Instagrammable / Instagenic

日本語ではフォトジェニックと言ったりもしますが、インスタでアップしたくなるような写真の表現です。

「日本人が勘違いしているカタカナ英語120」の感想・書評

本書「日本人が勘違いしているカタカナ英語120」は、日本人の英語学習者にとって非常に役立つ内容です。

日本には英語風の表現が数多く存在していて、一見すると英語のように思えます。

しかし、それは日本の誰かが合成した和製英語とでもいうような言葉で、アメリカ人などのネイティブスピーカーには通じません。

本書では、それらの和製英語の代わりにネイティブがよく使う表現が、豊富に分かりやすく解説されています。

本書は、英語学習を始めたばかりの方から、ある程度英語を話せる方まで、幅広いレベルの方ににおすすめです。

カタカナ英語に疑問を感じている方、正しい英語表現を身につきたい方、英語学習をもっと効果的に進めたい方は、ぜひ本書を手にとってみてください。

まとめ

日本語も英語も日々変化する生き物です。

カタカナ英語にも日々新たなものが生まれ、一方で廃れていくものもあります。

本書「日本人が勘違いしているカタカナ英語120」を土台としつつ、常に最新の英語に目を配り、積極的に英語力を高めていく姿勢が大切です。

まずは、ポイントカードをリワードカードと呼ぶようにしてみてはいかがでしょうか。